11:20 ● 土居通りさくら園前
一丁目本舞台が終わったら、すぐ移動です。時間はぎりぎりにしかありません。
到着して、全員の準備が整うのを待っている間に雨がひどくなってきました。とりあえず、雨宿りです。
なかなか止みそうにありません。ほんのちょっと小降りになった時に演舞を始めました。
「ミルクムナリ」から。でも、演舞の間もどんどん雨はひどくなります。
曲が終わったら声がかかりました。「礼っ!」「ありがとうございましたっ!」
ここは、どんたく中唯一「よさこいソーラン」を踊る予定でした。途中のパーランクの演舞が特徴的な曲で、パーランクのメンバーは練習を重ねていました。また、立位置も、道の両側を向く特徴的なものだったのに、残念です。
そんなことより、さくら園の方々が毎年楽しみにしてくださっていたそうで、それを思うと一曲しか演舞出来なかったこと、一緒にカチャーシを楽しめなかったことが本当に残念です。
12:40 ● 福岡ドーム前 〜金城さんジョイント〜
次は福岡ドーム前で、金城先生他の三線生演奏で演舞です。幸い雨は止んできました。
「島唄」の演舞はここだけです。有名な曲なので、お客さんも一層楽しめるのではないでしょうか?
ドームの階段の上から見ているお客さんにも熱気が伝わりますように。精一杯踊って、カチャーシも盛り上がりました。
ここが終わってようやっとお昼です。また雨が降ってきました。どんどんひどくなります。
「パレード中止」の連絡が入りました。ガッカリ。どんたくのメインはパレードなのに・・・。信じられません。
15:30 ● 電気ホール
雨はまだ降っています。幸い、次の電気ホールは屋内です。
ここだけの演舞曲は「神々の詩」「五穀豊穣」。特に「五穀・・」はめったにやらない曲なので気合がはいります。
ホールはステージとお客さんのエリアがくっきり別れているので、反応がつかみにくいのですが、楽しんでもらえたようです。
でも、カチャーシがあるほうがいいなぁ。お客さんとの一体感が強いので。
16:30 ● 中州川端商店街パレード
ここはアーケードがあるため、雨でもパレードできます。それに、雨もだいぶ小降りです。
けっして広くない商店街をパレード。通行人にはジャマでしょうし、ぶつからないように演舞するのも大変です。
でも、その見ている人との近さが、雰囲気を盛り上げてくれます。
メンバー同士、バチをぶつけたり、足をぶつけたりするのも楽しく、お客さんにあたりそうになるところを、ぎりぎりでかわしてにっこり笑いかけ。通り過ぎていく人が拍手をくれたり、お店の人が店頭まででてきて見ほれてくれたり。
手拍子をもらうと気分は盛り上がり、どこからともなく力がわいてきます。
この日は、肝心の明治通りパレードがなかったので、これで終わりでした。
雨は止んでいました。
この天気ならパレード出来るだろうと思っても、大きなイベントではそうもいきません。言ってもしかたありません。
次の日は晴れるとの予報でしたので、明日こそ太鼓を叩きまくるぞー! と気合が入れました。
この日、福岡メンバーが3人本デビューしました。たくさんの曲を練習してきて、こんな大きな舞台でデビューして、とても目出度い話です。
ホテルでお風呂に入り、そして沖縄料理店「旅人(たびんちゅ)」で宴会です。料理も飲み物もおいしく、おしゃべりは楽しく、夜は更けました。
12:40 ● 福岡ドーム前
雨の中、福岡ドームまで移動しました。出番まで少し余裕があります。
雨は一向にましになりません。今日は晴れるって予報はなんだったのさ?
案の定、中止の連絡が来ました。
この日はもう1回福岡ドーム前で演舞の予定がありましたが、この調子じゃ無理だろうと後のほうも中止になりました!もう機材を片付けてしまうそうです。なんてこったい。パレードは大丈夫かな?
テンションが下がります。
幸い、次の電気ホールまではかなり間があります。ご飯を食べて気を取り直すこととします。
ご飯を食べても、まだまだ時間が余ります。中止は残念ですが、降って湧いた休憩&練習時間です。控え室は都合よく広々として、練習スペースも充分です。こんな時間こそ演舞の手順の確認に余念がありません。
14:50 ● 電気ホール
電気ホールは予定では、狭くてみんなで演舞できないだろうと、普段太鼓を打っている人も旗を持つ予定でした。
でも、前日の様子では花道や舞台前も使えそうです。
演舞曲も予定と少し変わり、福岡ドームの分も叩く気分で、大人数でホールを盛り上げました。
この後は、イムズ前と福岡ドーム前の2組に分かれました。そうです、晴れてきたので福岡ドーム前の舞台を再設置して演舞できることになりました。(私は福岡ドーム前組でした。)
イムズ前組は太鼓を持って、歩いての移動です。福岡ドーム前組はバスで。バスから先に出発したイムズ組が歩いているのが見えました。道の向こうのメンバーに向かってバスから叫びます。
「イヤササ!!」指笛つき。聞こえた! さかんに手をふりあいます。
なんか、2組に分かれちゃうけど、お互いガンバロって気合いが入ります。
15:45 ● イムズ前舞台
イムズ前は狭いです。演舞時間も短いです。でも、お客の密度の多さはココが1番だったかもしれません。(見てないけど。想像)
お客さんの量で演舞の質が変わるのはまだまだ未熟な証拠かもしれないけど、やっぱりたくさんの人に見てもらって楽しんでもらえたら、太鼓を叩くほうの楽しさもすごいのです。
たいそうな盛り上がりだったそうです。・・・こっちにも参加したかったなぁ。
17:10 ● 福岡ドーム前 〜金城さんジョイント〜
天気に振り回された福岡ドーム前。ここでは初日本舞台でカットされた曲、「七月エイサー仲順流り」、通称「古典」をやります。なんとなく手順がややこしいのですが、しぶくて趣のある曲です。
また時間があるので、例の広々とした控え室でまた練習を繰り返します。金城先生の三線とあわせて、軽い打ちあわせもします。
念願の古典を踊って、イムズ組に負けないくらい力いっぱい叩いて、お客さんを楽しませて、自分たちも楽しんで演舞します。
カチャーシがあまりに盛り上がったので、金城先生がサービスで「地翔どーい」に続けて「唐船ドーイ」をサービスで弾いてくれました。先生ステキ。
18:56 ● 明治通りパレード
さて。どんたくの本領、パレードです。
イムズ組は歩きで移動のためくたくたになり、ドーム組は時間ぎりぎりのため焦りまくり、出発が近いのにまだ一部のメンバーが準備中。ばたばたの始まりです。でも、ココこそが、どんたく。
道の両側にお客さんがならんでいます。かかった曲を次々に踊ります。4月に行った牛深ハイヤ祭りのハイヤ節の演舞が、お客さんのそばまで行って踊るのでなかなか楽しく、観客の反応も上々です。
野外は音が小さく聞こえるので、いっぱい叩いて、大声でフェーシを出します。みんなノリノリ。
でも、前と後の団体のスピードが速いため、途中で、もっと速く移動しなさいと走らされてしまいました。自分たちのペースで演舞をするのが一番楽しく、見てもらう方にも充分楽しんでもらえるのにな。残念。
それでも、ひたすら太鼓を叩いて、進んで。獅子も一緒に移動して、あちこちで観客を威嚇したり、頭を噛んだり(噛まれると無病息災?)。2日間の疲れもあるけど、それでももっと叩けるもっと踊れるもっともっと見てほしい・・・。
なのに、終了地点についてしまったのです。
終わっちゃた、、、
ぼーっとしてられません。後片付けもイベントの内。
出発地点まで歩いて移動して(パレードよりしんどかった)、太鼓を積んで、みんなで締めをします。
今年は、福岡支部と長崎支部で参加したどんたくでしたが、実は沖縄本部よりも応援に来てもらいました。福岡支部の創設者さんです。みんなよく頑張って、手際よく働いて、盛り上がって、大成功だったって言ってもらいました。
天気に苦しめられはしたけれど、でも大成功のどんたくでした。ありがとうございました。